韓国経済「V字回復」の夢も破れた

 韓国銀行は27日、経済見通し修正報告書発表し、今年の経済成長率予測値をマイナス1.3%に下方修正した。わずか3カ月前の5月末の予想値(マイナス0.2%)を1.1ポイント下回るもので、通貨危機当時の1998年(マイナス5.1%)以降22年ぶりのマイナス成長となる見通しだ。

  今回の予想値は韓国国内で新型コロナウイルスの最初の拡散を防いだ2月末時点の予想値(プラス2.1%)に比べると3.4ポイントも低いものだ。李柱烈(イ・ジュヨル)韓銀総裁は同日の記者懇談会で、「世界的なコロナ拡大が止まらない上、国内でも最近再拡大が起きており、輸出と消費の改善が当初予想よりも遅れるとみられる」と説明した。今年の民間消費は前年比で3.9%減少。輸出は4.5%減少すると予想される。  韓銀によるマイナス1.3%の成長見通しも今回のコロナ再拡大が10月初め以降、落ち着くことを前提にした「基本シナリオ」だ。最初の拡大期にように、1日の確定患者数が100人以上の日が40-50日間続くことを前提にした。しかし、冬になっても拡大が止まらない「悲観シナリオ」となれば、成長率はマイナス2.2%まで落ち込むと予想される。

  そのマイナス2.2%すらもソーシャルディスタンス第3段階など経済の全面的封鎖措置が実施される可能性を反映していないもので、状況がさらに深刻化すれば、韓国経済が底の見えない谷に落ち込むことが懸念される。 ◆韓国の経済成長率、OECD加盟国で1位…日本は?

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/08/28/2020082880026.html

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