【記者手帳】両親に会うのも諦めたのに、武漢への空の便を再開するとは

 「秋夕(中秋節、今年は10月1日)には帰省を自粛しろと国民の足を縛っておいて、中国・武漢との空の便を再開するとは、いったい何なんだ。これでは、なぜ零細事業者の生計手段を制限してまで社会的距離確保2.5段階を実施したのか、考えると力が抜けてしまう」

  政府が新型コロナウイルス感染再拡大の防止を理由に今年の秋夕連休(9月30-10月4日)の帰省自粛を国民に要請しておきながら、中国・武漢への旅客機運航の再開を認めたことに対し、市民はこのように反応している。

  韓国国内の新型コロナの新規感染者は先月末に1日400人台まで急増して以降、300人台、200人台と徐々に減少し、今月3日からは100人台を維持している。この期間にほとんどの国民は政府が施行した「社会的距離確保2.5段階」に積極的に従った。営業制限がかかった自営業者たちや企業、登校できない学生・生徒たち、結婚式を延期したカップルまで、誰もが「これ以上のコロナ感染拡大を阻止しなければ」と心を一つにしていた。

  政府は最近、連休中に地域間の移動を自粛するよう要請し続けている。既に江原・済州など主な観光地で秋夕連休期間の宿泊予約が軒並み満室になっていることに対しても懸念を表明し、自粛を要請した。連休となる9月30日-10月4日は「特別防疫期間」に指定する方針だ。現段階では詳細な指針は出ていないが、社会的距離確保2.5段階に準じるか、より強力な措置が取られるとの観測が出ている。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/09/25/2020092580174.html

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