国連事務総長も「北による韓国公務員への銃撃に遺憾」

 国連のアントニオ・グテーレス事務総長が、北朝鮮による銃撃で韓国政府職員の死亡した事件について「遺憾に思う」として透明な真相解明を求めた。

  国連事務総長報道官は25日(現地時間)、米政府系ラジオ放送「ボイス・オブ・アメリカ(VOA)」に送った電子メールの中で「(グテーレス)事務総長は韓半島海域で韓国の民間人が死亡したことに遺憾に思う」「今回の事件について透明な真相解明を求める」との考えを示した。さらに「事務総長は境界地域での緊張を緩和し、信頼を積み上げるための2018年の平壌共同宣言と南北軍事合意の精神に立ち返るべきと要求した」「彼(グテーレス事務総長)は改めて南北対話への支持を表明した」とも伝えた。

  国連事務総長が「遺憾に思う」という表現まで使ったのは、北朝鮮の行動がそれだけ衝撃的だったからとみられる。韓国軍は北朝鮮が今月22日、ライフジャケットを着用して漂流中だった韓国政府職員A氏を発見し、事情聴取を行ってから射殺して遺体を焼却したと発表した。しかし北朝鮮はA氏に銃撃を加えたことは認めたものの、遺体の損壊などについては否定している。

  カナダ外務省もこの日、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)の取材に「カナダは韓国政府職員に対する攻撃を断固糾弾する」「われわれは韓国国民に哀悼の意を表する」とコメントした。さらに「カナダは北朝鮮による組織的な人権じゅうりんについても深い懸念を表明している」とも伝えた。 ◆「世界で最も住みやすい国」2020年版発表、韓国17位、TOP10は?

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/09/28/2020092880004.html

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