海流が急なのにチューブ一つで越北?…深まるミステリー

 韓国軍は24日、海洋水産部所属の公務員A氏が西海の北方限界線(NLL)を越えたことについて、「越北と推定される」と説明した。韓国軍関係者は「情報分析の結果、A氏が救命胴衣を着用していた点、漁業指導船を離れる際に自分の靴を遺棄した点、小型浮遊物を使って越北意思を表明した点からみて、自ら越北を企てた可能性が高いと判断している」と語った。しかし、延坪島の住民や遺族はA氏の越北可能性に疑問を投げ掛けている。

  仁川海洋警察署の申東三(シン・ドンサム)署長は記者団に対し、「漁業指導船の監視カメラは17日まで正常に作動していたが、18日に故障したことが分かっており、耐用年限を過ぎていた」とした上で、「A氏の携帯電話や遺書も発見されていない」と説明した。海洋警察は監視カメラが故意に破壊されなかったかどうかも調べている。

  こうした中、韓国軍幹部はA氏の越北可能性に言及し、いくつかの具体的理由を挙げた。同幹部は「A氏が着用した救命胴衣は漁業指導船に元々配備されていたものではなかった」と話した。漁業指導船には85着の救命胴衣があるが、A氏が行方不明となって以降、救命胴衣はなくなっていないことが判明したためだ。軍はAさんが救命胴衣を着用していたと把握しているが、軍の判断が正しいとすれば、事前に救命胴衣を準備していたことになる。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/09/25/2020092580104.html

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