「金正恩の指示なしに韓国人職員射殺は不可能…知らなかったという謝罪は典型的なウソ」

 韓国海洋水産部職員射殺事件について、北朝鮮が統一戦線部名義の通知文で「上部」の指示なしに(警備)艇長の決定で射撃したと述べたことに対し、高官級脱北者が「典型的なウソだ」と主張した。

  北朝鮮の金一族の秘密資金や外貨調達を管理していた「朝鮮労働党39号室」の元幹部で、現在は米国在住のリ・ジョンホ氏は26日(現地時間)、本紙の電話取材に、「北朝鮮の唯一指導体制を韓国は理解できずにいる。韓国から来た人を射殺することは、金正恩(キム・ジョンウン=朝鮮労働党委員長)の指示なしにはあり得ないことだ」と語った。リ・ジョンホ氏は北朝鮮で次官級の地位にまで昇った人物で、現在までに対外的に知られている脱北者の中では最高位級だ。

  リ・ジョンホ氏は「韓国軍の発表を見ると、北朝鮮軍が(今月22日に)韓国人A氏を発見し、6時間後に上部の指示を受けて射殺したという。6時間がかかったのは、金正恩の判断を受けるためだっただろう」と言った。北朝鮮は25日、青瓦台にあてた統一戦線部名義の通知文で、「我々の軍人たちは艇長の決定の下に不法侵入者に向かって射撃した」とした上で、金正恩委員長が「申し訳なく思っている」との旨を明らかにした。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/09/28/2020092880010.html

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