北朝鮮「艇長が銃撃を決心」…韓国軍「上層部から指示」

 北朝鮮は25日、青瓦台(韓国大統領府)に送ってきた電通文で、韓国の海洋水産部(省に相当。以下同じ)公務員Aさんを射殺した事実は認めつつも「(警備)艇長の決心の下に射撃した」と主張した。上部の指示があったという韓国側の発表を正面から否定したのだ。電通文には、北朝鮮軍がAさんを海から引き揚げもしないまま、6時間にわたって取り調べ、追跡を行った末に射殺したという韓国側の発表とは全く異なる内容も含まれていた。組織的・意図的に起こされた今回の事件を、偶発的な事件に追いやろうとする狙いがあると指摘されている。 ■平壌の指示なしには射殺は不可能なのに  北朝鮮は、Aさん射殺の過程で「上層部」の指示はなかったと主張した。北朝鮮側は「われわれの軍人らは(警備)艇長の決心の下に、海上警戒勤務規定が承認した行動準則に基づいて射撃した」とした。事件当時出動した北朝鮮軍警備艇の艇長の階級は正確に把握されていないが、韓国軍の大尉クラスに当たると推定されている。これは「上部の指示でAさんを射殺した」という韓国軍当局の発表に反するものだ。韓国軍当局では、少なくとも海軍司令官クラスまで報告が上がったものとみている。

  韓国の与党「共に民主党」に所属するミン・ホンチョル国防委員長は25日、MBCラジオの番組で、司会者が「海軍司令官の線で指示が下って終わったのか、もっと上まで報告があったのか」と尋ねたのに対し「こんな野蛮的な行為、本当に天人共怒な民間人射殺行為をするほどであれば、軍上部の決断や決定ではないか」と語った。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/09/26/2020092680008.html

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