【社説】北朝鮮糾弾決議案は不成立にし、終戦宣言・北観光決議案をごり押しする文政権

 北朝鮮が韓国人を射殺・焼却したのにもかかわらず、与党・共に民主党は28日、国会外交統一委員会で終戦宣言と北朝鮮観光促進決議案を一括上程した。急いで取り組まなければならない対北朝鮮糾弾決議案については、金正恩(キム・ジョンウン=朝鮮労働党委員長)の「申し訳ない」という一言で消極的な姿勢に急変した。事件の経緯を問うという野党の緊急懸案質疑要請も拒否した。

  北朝鮮が2008年に金剛山で韓国人観光客を射殺した時は金剛山観光が中止された。ところが、文在寅(ムン・ジェイン)政権は、北朝鮮が海を漂流していた韓国海洋水産部職員を射殺すると、逆に北朝鮮観光をしようと言い出した。与党のベテラン議員は「2018年に終戦宣言ができていたら不幸な事態はなかっただろう」と北朝鮮を擁護した。しかし、宣言や合意がないから北朝鮮が人を殺したわけではない。既に南北軍事合意で「敵対行為」は禁止されている。  共に民主党の李洛淵(イ・ナギョン)代表は北朝鮮の遺体焼却を「火葬」と言った。青瓦台も「火葬」だという。火葬は葬儀だ。殺人の蛮行がなぜ葬儀になるのか。共に民主党は同日、「(射殺された韓国人の)越北(自らの意思で北朝鮮に行くこと)は事実と確認されつつある」と述べた。与党支持層も「越北者をなぜ保護すべきか」という文を拡散している。たとえ越北者だとしても人間だ。人間が海で6時間も調査されて、銃で撃たれて死んだ後、焼却されるはずはない。詭弁(きべん)とこじつけで北朝鮮を擁護するにしても、あまりにもひどすぎる。 ◆韓国が信頼できる国1位は米国、警戒すべき国は?

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/09/29/2020092980071.html

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