ソウル市、故ペク・ソンヨプ将軍の焼香所を強制撤去

 ソウル市は29日、光化門広場に設置されていた故ペク・ソンヨプ将軍の焼香所のテントを強制撤去した。市は無断で広場を使用した費用およそ2200万ウォン(現在のレートで約199万円。以下同じ)と行政代執行の費用を、テントの運営陣に請求する方針だ。

  市は29日午前6時40分ごろ、鍾路警察署・鍾路消防署・外注業者作業員など計480人を動員し、広場にあった焼香所関連のテント4棟を撤去した。撤去の際、テントには関係者2-3人がいたのみで、物理的な衝突はなかったと市は発表した。

  このテントは、今年7月11日から15日まで市民焼香所の形で運営された焼香所とは違うものだ。市民焼香所が撤去された翌日から「故ペク・ソンヨプ将軍葬祭推進委員会」(執行委員長:チョ・ウォンリョン)が、四十九日や百日の追悼に目的を変えて運営してきた。

  市は撤去の理由について「光化門広場を長期間違法に占有した上、マスク着用やソーシャルディスタンスなどを順守せず、騒音が発生して陳情を受けることが続いていた。感染症拡大の懸念などを考慮して撤去を決定した」と説明した。

  市は、葬祭推進委に弁償金およそ2200万ウォンを賦課する方針だと明かした。市条例によると、光化門広場を無断占有したら弁償金を負うこともあり得る。先にソウル市は、2014年7月から昨年3月まで計1708日にわたり光化門広場を占有していた「セウォル号」テントに対し1891万5000ウォン(約170万9800円)の弁償金を賦課した。弁償金の金額が急騰したことについて、市関係者は「昨年9月、光化門広場使用料に公示地価を反映せよという大法院(最高裁に相当)判決に基づいて使用料が引き上げられたから」と説明した。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/09/30/2020093080006.html

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