韓国人射殺で金正恩氏が謝罪 「失望させ非常に申し訳ない」
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)は25日、北朝鮮に近い海域で漁業指導船から行方不明となっていた韓国公務員の男性を北朝鮮軍が射殺した事件について、正式に謝罪した。 韓国青瓦台(大統領府)の徐薫(ソ・フン)国家安保室長によると、金委員長は党統一戦線部の名前で韓国に同日送った通知文で、「われわれの海域で予想外の恥ずべきことが起き、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と南の同胞(韓国国民)を大きく失望させたことに対し、非常に申し訳なく思う」と表明した。 韓国政府は前日の24日、この男性が北朝鮮軍に射殺され、遺体が焼かれたと発表していた。今回の事件が南北関係に与える影響などを念頭に置き、北朝鮮は比較的迅速に謝罪を表明したとみられる。 通知文には、金委員長の謝罪とともに北朝鮮指導部の立場も記されていた。北朝鮮側は「わが指導部は、こうした遺憾な事件によって近ごろ積み上げてきた北南(南北)間の信頼と尊重の関係が崩れることのないよう、より緊張し、必要な安全対策を講じる」とした。 徐氏は、文大統領と金委員長が先ごろ親書を交わしたことも明らかにした。両首脳の親書には、新型コロナウイルス感染拡大による困難と現在直面している難関を乗り越え、南北関係が復元されることへの期待が記されたという。南北首脳が親書を交換した時点について、徐氏は「1カ月以内」と述べた。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/09/25/2020092580221.html
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