国民が死んだのに…文政権、北朝鮮の責任は問わず「肯定的評価」

 韓国政府は27日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が主宰する緊急安保関係長官会議を開き、北朝鮮軍による海洋水産部職員A氏射殺事件に関して、「北朝鮮側の迅速な謝罪と再発防止の約束を肯定的に評価する」と発表した。北朝鮮が25日に「申し訳なく思っている」という金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長のメッセージが含まれている通知文を送ってきたことに呼応したものだ。

  文大統領は同日、A氏が行方不明になってから六日目にして関係長官会議を主宰した。しかし、青瓦台は会議後の記者会見で、韓国人を射殺・焼却した北朝鮮の責任について一言も言及しなかった。青瓦台の徐柱錫(ソ・ジュソク)国家安保室第1次長は「速やかな真相究明のため、北側に『共同調査』を要請する。そのための意思疎通と協議、情報交換のため、軍事通信線の復旧と再稼動を要請する」とだけ述べた。遺族や国民に向けた直接のメッセージもなかった。北朝鮮はこの日、韓国軍の遺体捜索作業について「領海侵犯」「厳重に警告する」と述べたが、韓国政府はそれから10時間後に出したコメントで、北朝鮮の25日の通知文だけに言及して「肯定的に評価する」と述べたものだ。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/09/28/2020092880072.html

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