遺体焼却巡り北と異なる説明 情報の再分析に着手
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮軍が黄海で韓国公務員の男性を射殺した事件で、韓国国防部が情報の再分析に着手した。ただ、北朝鮮は男性の遺体を焼却していないと表明したが、遺体を燃やしたとの同部の従来の判断に変わりはないという。国防部のムン・ホンシク副報道官が29日の定例会見で明らかにした。 国防部は24日、さまざまな情報を分析したとしながら、北朝鮮側が男性を銃撃後、遺体に油をまいて燃やしたと説明していた。だが、北朝鮮は25日に韓国青瓦台(大統領府)に送った通知文で事件の経緯について、遺体ではなく男性が乗っていた浮遊物を焼却したと説明しており、双方の説明に食い違いが生じている。 ムン副報道官は「(24日の)当時発表した内容はさまざまな情報をまとめて出た結論を説明したもの」とした上で、「(北側の通知文と)一部の内容が異なり、関連資料を精査している」と伝えた。複数の情報を組み合わせる過程で誤りがあった可能性を排除せず、改めて確認する方針とみられる。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/09/29/2020092980198.html
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