公務員銃殺事件の責任を南に押しつける北、一言の反論もできない韓国政府

 北朝鮮は30日、韓国海洋水産部(省に相当、以下同じ)職員のイ某氏射殺・焼却事件について「自分たちの住民をしっかりと管理できなかった南側に責任がある」と主張した。先月25日、北朝鮮は統一戦線部名義で「申し訳なく思う」とする金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長のメッセージを伝えたが、今回それとは正反対の態度を示した形だ。北朝鮮は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が直接提案した共同調査についても1カ月以上にわたり明確な態度を示さず、またこれに加えて今回賊反荷杖(盗人猛々しいの意)な態度を示したにもかかわらず、韓国政府は一言の抗議もしていない。韓国政府の内外からは「遺体を焼却したとする主張を取り下げ、越北事件として終わらせることで、北朝鮮の蛮行に免罪符を与えようとする韓国政府と韓国軍当局の態度がこのような恥辱を招いた」との指摘が相次いでいる。

  北朝鮮はこの日、朝鮮中央通信を通じ、イ氏の射殺・焼却事件について「われわれの海域に不法侵入した南側住民が、取り締まりに応じず逃走する状況になったと判断した我が軍兵士のやむを得ない措置」とした上で「南側に優先的な責任がある」と主張した。北朝鮮はさらに「南側内部で広がっている数々の中傷に耐え、最大の忍耐で自制してきた」「南側において、この事件を国際的な反共和国謀略騒動にしようとする危険千万な動きが露骨化している深刻な現実は、我々の雅量と善意の限界点を揺るがしている」とも伝えた。「イ氏の射殺は正当であり、逆に南側が北側の善意を受け入れなかった」という趣旨だ。 ■「世界で最も平和な国」1位はアイスランド、韓国48位、TOP10は?

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/10/31/2020103180008.html

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