国会で野党院内代表にボディーチェックを行った青瓦台

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は28日、来年度予算案に関する施政方針演説を行うため国会を訪れたが、その際に野党院内代表へのボディーチェック問題で大きな混乱が起こった。文大統領、国会議長、与野党執行部による事前懇談会は野党・国民の力の金鍾仁(キム・ジョンイン)非常対策委員長と朱豪英(チュ・ホヨン)院内代表が不参加の状態で行われた。文大統領はこの日、演説で「協治」を強調したが、結果的に野党と顔を合わせることはできなかった。そのため「空虚なスローガンが全ての、協治」という批判が出ている。

  国民の力の朱・院内代表が、事前懇談の予定されていた国会議長室に入ろうとしたところ、青瓦台(韓国大統領府)警護処職員からボディーチェックを受けたため、懇談会には参加しなかった。大統領が国会を訪れる際に青瓦台警護処が国会内にいる野党の院内代表に対してボディーチェックを行うケースは過去に例がない。金鍾仁・非常対策委員長は、与党・共に民主党が「ライム・オプティマス事件」での特別検事を受け入れないことへの抗議のため、事前懇談会に参加しない意向を事前に伝えていた。

  国民の力は青瓦台に対して正式な謝罪を要求し、本会議場で強く抗議した。文大統領は演説のため演壇に上ったが、与野党が激しくやじを飛ばし合ったため1分30秒ほど演壇にじっと立っていた。文大統領は野党の抗議に対して特に反応は示さず、朴炳錫(パク・ピョンソク)国会議長に向かって場内を整理するようサインを送った。 ■腐敗認識指数1位はデンマーク&NZ、韓国は39位、日本は?

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/10/29/2020102980053.html

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