欧州不動産に流れていたコリアマネー、米国にシフト

 欧州に向かっていた「コリアマネー」が今度は米国に向かっている。

  アジア太平洋地域の金融投資専門メディア、アジアン・インベスターが報じたところによると、資産運用会社など韓国の不動産投資大手が海外での商業用不動産の投資先を欧州から米国にシフトしている。同メディアがこのほど、「韓国の資産家が欧州不動産を避けている」と題する記事で分析した。

  同メディアは「新型コロナウイルス感染症の危機が和らぎ、韓国の資産家による海外不動産投資需要が再び高まっているが、彼らがコロナ以前に主に投資していた欧州の資産にはほとんど投資していない」と指摘した。

  イージス資産運用のイ・ギュソン代表は同メディアの取材に対し、「我々は今も欧州市場を注視しているが、魅力的な資金調達と健全なディールフロー(資産運用会社やベンチャーキャピタルなどが投資提案を受ける割合)という条件を備えた米国を好んでいる」と語った。

  イージス資産運用は今後1年間で、米資産に物流センターを中心に9億ドルを投資する計画だ。既に30億ドルの資産を持っており、対米投資を30%以上拡大する計算となる。一方、今後1年間に欧州資産への投資計画はないという。

  少し前まで韓国の投資家は欧州の不動産購入に積極的だった。商業用不動産市場の調査会社、リアルキャピタル・アナリティクス(RCA)によると、韓国人投資家は昨年1年間に欧州で120億ユーロ(約1兆4800億円)相当の商業用不動産を取得した。国別に見ると、韓国は米国に次いで欧州の不動産を購入した国だった。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/10/28/2020102880003.html

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