現代自の合弁会社「モーショナル」、来年上半期に米で自動運転タクシーサービス開始へ

 現代自動車グループが米国の技術企業アプティブと共に自動運転技術の開発に向けて立ち上げた合弁法人「モーショナル」が、来年上半期に米国で自動運転タクシー(ロボタクシー)サービスを開始すると27日(現地時間)発表した。

  モーショナルはこの日、ロボタクシーサービスのために米国のライドシェア(相乗り)サービス企業「Via」と戦略的提携を結んだ。モーショナルの自動運転車にViaが保有する車両割り当て・予約・管理システムを導入し、一般市民も利用可能なロボタクシーサービスを構築するというものだ。

  モーショナルは、自動運転タクシー事業に向けたViaとの戦略的提携の背景として、コロナ禍に言及した。新型コロナウイルス感染への懸念から、ドライバーなしで運行する運送手段への関心が高まっているというわけだ。モーショナル側は「最近の研究で、米国人の70%が、感染リスクが交通手段の選択に影響を与えていると答えており、20%は新型コロナの感染拡大前よりも自動運転に関心を持つようになったと答えた」と明らかにした。

  モーショナルは、現代自動車グループとアプティブが今年3月、20億ドルずつ総額40億ドル(約4200億円)を投じて設立した。モーショナルに移管されたアプティブの自動運転事業部は既に2016年、シンガポールで世界初となるロボタクシーの試験走行を実施しており、18年からはライドシェア企業「リフト」と提携して米国ラスベガスでロボタクシーサービスの試験運用を進めてきた。アプティブが米ラスベガスで運用した自動運転レベル4のタクシーは、約30台を延べ10万回以上走行させたが、現在までに1件も事故を起こしていないことで有名だ。自動運転のレベル4は、運転者が乗車しているものの緊急時を除いては人間が運転する必要のない条件付き完全自動運転のレベルを指す。

  モーショナルはViaと共に運用するロボタクシーサービスの地域を今後発表する予定だ。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/10/28/2020102880260.html

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