ハナ銀行、別のファンド資金でオプティマスファンド買い取りに対応

 オプティマスファンドが破綻し、買い取り中断の危機に追い込まれた際、ファンドの販売金を保管・管理していた受託金融機関のハナ銀行が全く別のファンドの資金まで流用し、買取請求に応じ、オプティマスファンドを2年近く存続させたとする証言を検察が確保し、捜査を進めていることが26日までに分かった。ファンドの受託金融機関が「オプティマス詐欺」に加担していたことになる。 ■「世界で最も住みやすい国」2020年版発表、韓国17位、中国は?  本紙の取材を総合すると、複数のオプティマス関係者は「ファンド投資者の投資資金を返還できなくなった時期は2018年8月」だと証言しているという。17年6月に販売が始まったオプティマスファンドは安全な公共機関の債券に投資すると宣伝していたが、実際には貸金業者や不動産業者に投資を行い、損失を出して破綻した。このため、ファンドの償還資金がなく、社債数十億ウォン相当などを流用し始めた事実上の破綻時期が18年8月ということになる。ところが、オプティマスファンドの買取中断は今年6月になって表面化した。

  オプティマスの重要な関係者は、ファンドが1年10カ月にわたり存続できたのはハナ銀行の対応があったためだと検察に供述したという。オプティマス関連企業の顧問を務めた人物は検察に対し、オプティマスのキム・ジェヒョン代表が当時、「自分が管理するハナ銀行受託管理部の行員を通じ、別の資産運用会社のファンドを流用し、オプティマスファンドの償還資金に充て、時間を稼いだ」と話していたと供述したという。

  元顧問はまた、「ハナ銀行は複数のオプティマスファンドのうち、買取請求を受けていないか、満期までの期間が残っているファンドの資金を流用し、ファンド償還資金として使用できるようにしてくれたと承知している。当時キム・ジェヒョン代表はほぼ毎日メールでそういう依頼を行い、資金を工面して埋め合わせることを繰り返した」と供述したという。検察はこうした供述に基づき、ハナ銀行受託管理部のAチーム長に対する捜査を進めているとされる。

  これについて、ハナ銀行は「銀行のファンド清算業務のために資金移動なく、帳簿上の処理を行ったもので、ファンド間の取引ではない。検察の捜査などで説明する」とコメントした。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/10/27/2020102780111.html

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