韓国候補が劣勢 ナイジェリアとの支持の差開く=WTO事務局長選

【ジュネーブ、ソウル聯合ニュース】韓国の外交部と産業通商資源部によると、世界貿易機関(WTO)は28日午前(現地時間)にジュネーブ駐在の韓国とナイジェリアの大使に対し、加盟国を対象に実施した事務局長選の支持候補の調査結果を伝えた。韓国政府はまだ発表していないが、ロイター通信は消息筋の話として、WTOがナイジェリアのオコンジョイウェアラ元財務相の事務局長選出を提案したと報じている。韓国政府関係者は聯合ニュースの取材に「兪氏の支持がより少なかった」と明らかにした。  事務局長選の最終候補には韓国産業通商資源部の兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長とオコンジョイウェアラ氏が残っており、加盟国による全会一致で次期事務局長が決定する。WTOは同日午後には加盟国全体に調査結果を発表する予定で、オコンジョイウェアラ氏の選出を提案することが予想される。主要加盟国がどのような立場を明らかにするか注目される。  ただ、163カ国・地域のうち、オコンジョイウェアラ氏が104カ国・地域の支持を得たとされる。消息筋は「これ程の票差を覆すのは難しい」としながら、韓国を支持する米国の立場もあるため、兪氏が辞退するかどうか今後の対応に苦心するだろうと説明した。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/10/28/2020102880267.html

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