韓米同盟のスローガンを中国大使の前で叫んだ韓国与党議員

 かつて韓米連合司令部副司令官を務めた韓国与党・共に民主党の金炳周(キム・ビョンジュ)議員が今年8月、ソウル市内の中国大使館で開催された夕食会に出席した際、乾杯の言葉として韓米同盟を象徴するスローガン「一緒に行きましょう」を叫んでいたことが27日までに分かった。「一緒に行きましょう」は歴代の韓米連合司令官はもちろん、米国大使が公式行事だけでなく私的な場でも韓米同盟を強調する際に用いる言葉だ。6・25戦争から始まった韓米同盟のシンボルにも等しい言葉を、6・25戦争当時敵国だった中国の前で使用したのだ。 ■米国に対する好感度が高い国1位は韓国、日本は?  複数の政府関係者によると、金議員は今年8月、ケイ海明・駐韓中国大使が明洞の中国大使館で主催した夫婦同伴の夕食会に出席した。金議員はこの場で乾杯の言葉として「私が『一緒に』と言えば、『行きましょう』と叫んでください」と述べていたという。

  米国側の関係者はこの言葉を単純に英語で「We go together.」ではなく、韓国語で「カッチ・カプシダ(一緒に行きましょう)」と言った。米国のオバマ前大統領は2010年に来韓した際、韓国語で「カッチ・カプシダ」と言い、ビンセント・ブルックス元韓米連合司令官は退任の際に「カッチ・カプシダは永遠な韓米同盟を象徴する」と語った。

  本紙はこの日、金議員の説明を聞くため複数回にわたり連絡を試みたが、話は聞けなかった。ただし金議員は一部メディアの電話取材に「どのような席であっても『カッチ・カプシダ』は乾杯の言葉としてよく使う。米国だけでなく中国、日本、ロシアとも生存と繁栄のために仲良くすべきという意味だ」と説明した。金議員は「『一緒に行きましょう』という趣旨の乾杯の辞であり、韓米連合司令部のスローガンを乾杯の辞として使ったわけではない」とも主張したという。

  一方でケイ海明・駐韓中国大使はこの日、中国の習近平・国家主席が6・25戦争を歪曲(わいきょく)する発言を行ったことについて「歴史的な観点から見れば非常にありがたい」「中国人民は平和を愛護する人民だ」とコメントした。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/10/28/2020102880053.html

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