最後の言葉は「Katchi Kapshida」、バイデンの寄稿を見ると…

 米国大統領選挙に出馬しているジョー・バイデン候補が韓米同盟を「両国間の血で結ばれた同盟」と表現し、「米軍を撤収させると脅迫して韓国をゆすることはしない」との考えを示した。

  バイデン候補は29日(現地時間)、聯合ニュースに送った「われわれのより良い未来のための希望」と題された寄稿文で「言葉は重要だ。そして大統領の言葉はさらに重要だ」とした上で「大統領として我が軍を撤収するという無謀な脅迫で韓国を脅すよりも、我々の同盟を強化しながら、韓国と共にやっていきたい」との考えを示した。2期目の公約として海外に駐留する米軍の撤収・削減や同盟国の防衛費負担引き上げを掲げ、韓国に対しても同じ圧力をかけているトランプ政権との違いを強調したものと解釈されている。

  対北朝鮮政策についてバイデン候補は「原則に立脚した外交に関与し、非核化した北朝鮮と統一された韓半島に向かって引き続き進んでいきたい」と伝えた。非核化に対する具体的な解決策は提示しなかったが、「原則に立脚」という表現を使うことで、トランプ大統領による従来のトップダウン方式による解決策とは距離を置いた。バイデン候補はさらに「数十年にわたり北朝鮮にいる愛する人たちと、離ればなれになっている韓国系米国人とを再会させるため、引き続き努力していきたい」との考えも示し、人道的な次元で北朝鮮と交流する可能性にも言及した。

  バイデン候補は2013年12月、韓米同盟60周年を記念するため韓国を訪問したが、寄稿では当時を振り返りながら韓米同盟の重要性を強調した。バイデン候補は「孫娘のフィネガンと共に、非武装地帯(DMZ)で北朝鮮から100フィート(約30メートル)も離れていない場所に立ったことは決して忘れられない」「韓半島分断と離散家族の苦痛を感じた」と伝えた。

  バイデン候補は6・25戦争期間中、3万6574人の米軍兵士が戦死した事実にも言及した上で、韓米同盟を象徴するスローガン「Katchi Kapshida(一緒に行きましょう)」という英語表記で寄稿文を締めくくった。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/10/31/2020103180005.html

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