NHK、韓国科学技術院ハン・ドンス教授らの感染症追跡技術に注目

 韓国科学技術院(KAIST)電算学部のハン・ドンス教授チームが開発した感染症追跡技術が日本のNHKで紹介されて話題だ。 ■「2020年世界革新指数」2位韓国、TOP10は?  ハン・ドンス教授チームが27日に明らかにしたところによると、NHK は韓国の新型コロナウイルス(COVID-19)防疫状況に焦点を当てたBS1スペシャル『プライバシーか 感染拡大阻止か~韓国・最前線の闘い~』で、同教授チームが開発したスマートフォン・ブラックボックス技術をプライバシーの侵害が少ない疫学調査技術の一つとして紹介したとのことだ。

  このドキュメンタリーは、韓国の優秀な防疫事例を紹介する一方、ソウル・梨泰院での事例など、防疫調査のプライバシー侵害問題を集中的に取り上げた。特に、個人情報の保護が可能な防疫調査技術の必要性を提起した同教授チームの技術と、グーグル・アップルのブルートゥース技術などを比較・実験した。

  KAISTハン・ドンス教授チームが開発したスマートフォン・ブラックボックス技術は、衛星利用測位システム(GPS)、Wi-Fi、ブルートゥース信号、センシング・データ(sensing data)などスマートフォンが収集する信号情報を暗号化した状態で保存するのが特徴だ。事故発生時にのみ飛行機のブラックボックスを開封するように、スマートフォン・ブラックボックスに記録された動線の情報も、該当のユーザーが感染症に感染したと判明した場合にのみ分析する。

  特に、同教授チームは感染者のスマートフォン・ブラックボックス情報と、ほかの人々のスマートフォン・ブラックボックス情報の類似の有無を一種の点数(スコア=score)としてリアルタイムで計算するアルゴリズムも開発した。防疫当局はスコアが高いスマートフォンユーザーについて感染者と接触する可能性が高いと判断し、さまざまな管理措置が取れるようになる。

  ハン・ドンス教授は「全世界が韓国の防疫成功に注目しているが、政府が個人の各種情報を追跡することに対する市民たちの抵抗感があるのも事実だ。スマートフォン・ブラックボックスを活用した感染症拡大防止システムは、プライバシー保護と感染症接触追跡の一石二鳥を可能にする」と語った。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/10/28/2020102880018.html

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