「尹錫悦検察総長に対する職務停止命令の解除」求める裁判、今月30日開廷

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)検察総長が「秋美愛(チュ・ミエ)法務部長官による職務停止命令の効力停止」を求めた申し立ての最初の裁判が今月30日に決まった。裁判所とその周辺では、尹錫悦総長懲戒とその程度を決定する法務部懲戒委員会が予定されている来月2日より前に、裁判所が秋美愛長官の処分効力を停止させるかどうかを決定するだろうという観測が広がっている。 ■腐敗認識指数1位はデンマーク&NZ、韓国は39位、日本は?  ソウル行政裁判所行政第4部(チョ・ミヨン部長判事)は30日午前11時に尹錫悦総長の申し立ての審問期日を非公開で行うことを27日、明らかにした。尹錫悦総長側と法務部はこの日、法廷で激しい攻防を繰り広げるものと見られる。法務部は「尹錫悦総長の不正は重大で、職務停止は避けられない」という立場だが、尹錫悦総長は「秋美愛長官が職務停止の根拠とした6つの理由は事実でなく、総長職務排除は取り返しのつかない被害を生む」として対立している。裁判所の結論は当日の30日か、または来月1日に出る可能性が高い。

  職務停止が尹錫悦総長に「回復困難な被害」を与える、と裁判所が判断すれば、これに対する本案訴訟の結論が出るまで、この効力を一時的に停止させる。そうなれば、尹錫悦総長は職務に復帰できる。来月2日に懲戒委員会を開き、尹錫悦総長に対する懲戒を確定しようとしていた秋美愛長官としては、大きな負担になる可能性がある。一方、裁判所が尹錫悦総長の申し立てを却下した場合は職務停止効果が継続され、その反対の影響を与えるものと見られる。

  法曹界では「裁判所は尹錫悦総長の執行停止申し立てを受け入れる可能性が高い」という見方が多い。検察総長の職務停止は事実上、「総長解任」と同じで、尹錫悦総長に大きな被害を与える措置だということだ。この件で裁判長を務めるチョ・ミヨン部長判事について、裁判所内では「きちょうめんで合理的な判事」という評価が多い。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/11/28/2020112880010.html

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