「コロナにぜい弱な北朝鮮収容所、収監者7000人釈放」

 国連のトマス・オヘア・キンタナ北朝鮮人権特別報告官が24日「北朝鮮の収容所では最近、7000人が釈放された」と明らかにした。コロナの感染が拡大する中、栄養失調が深刻な収監者の管理が難しくなったため、北朝鮮政権はやむなく釈放したとの見方が出ている。

  キンタナ報告官はこの日、ソウル市内の新羅ホテルで開催された「第17回北朝鮮自由移住民の人権のための国際議員連盟(IPCNKR)」総会に送った画像形式の閉会メッセージで「北朝鮮の収容所は新型コロナウイルス感染症の影響に非常に弱いが、栄養失調が深刻な状況で7000人が釈放されたようだ」と述べた。キンタナ報告官は「国連として北朝鮮に関連情報の公開を複数回にわたり要請しているが、北朝鮮はこれに応じていない」とも明らかにした。

  これに先立ち米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は20日、北朝鮮内の消息筋の話として「北朝鮮政権は7000人の労働収容所収監者を釈放し、地方政府と周辺住民に彼らを管理するよう指示した」と報じていた。

  キンタナ報告官はメッセージの中で、韓国政府に対し「脱北者の保護にもっと力を入れるべきだ」と訴えた。キンタナ報告官は「大衆の間で脱北者に対する否定的なイメージが定着すれば、北朝鮮における人権問題の実態を証言できる脱北者の数が減少するかもしれない」「脱北者の連帯を断ち切ることが北朝鮮の目標だ」と強調した。 ■コロナ禍の世界で安全な国3位に韓国、1位は?

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/11/26/2020112680004.html

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