「平壌医大、コロナ患者用の医薬品を横流して暴利」

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が15日、労働党政治局拡大会議で厳しく叱責(しっせき)したと伝えられた平壌医大における「重大犯罪」について、これが、この大学の党委員会幹部らが病院からコロナ治療関連の医薬品を横流しし、市場で暴利をむさぼったことと関係があることが29日までに分かった。 ■腐敗認識指数1位はデンマーク&NZ、韓国は39位、日本は?  北朝鮮の内部事情に詳しい消息筋は「平壌医大の党委員会幹部らが、医大病院の倉庫からコロナ治療関連の医薬品を横流しして市場で売りさばき、またコロナの疑いのある入院患者にも薬を高額で売りつけ、暴利をむさぼった容疑が摘発された」「生活が苦しい患者は薬を服用できなくなり、症状も悪化している」と伝えた。この消息筋はさらに「平壌医大の党委員会はコロナ対策をしっかりと立てず、コロナが疑われる患者が増えている現状を随時報告しなかった容疑でも摘発されたようだ」とも明らかにした。北朝鮮は国外には「コロナ患者は一人もいない」と主張しているが、世界保健機関(WHO)によると、最近になって北朝鮮ではコロナへの感染が疑われる患者の数が増加し、ここ1週間で805人増えたという。

  平壌医大党委員会の幹部らは、病院の外科医らによる違法な整形手術を見て見ぬふりをすることで、裏金を受け取った容疑も浮上しているようだ。上記の消息筋は「平壌では南朝鮮ドラマの影響で、二重まぶたや鼻、唇の整形が人気だ」「平壌医大の医師らは整形手術で多くの金を受け取っている」と伝えた。

  平壌医大党委員会の幹部らは、大学内での優越的な地位を利用し、大学病院で女性の医師や女子大生らと不適切な行為を行った疑いもあるという。これについて平壌医大の一部女性医師が党委員会幹部らを労働党中央委員会などに告発したが、黙殺されているようだ。これに先立ち韓国の国家情報院は27日、国会情報委員会で「平壌医大の幹部が入試での不正、寄宿舎への入居を申請した学生からの強制募金、売官売職などを理由に解職され、今も取り調べを受けている」と報告した。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/11/30/2020113080016.html

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