北朝鮮「休戦ラインにコロナ封鎖用の壁を構築」

 コロナの感染を阻止するとの理由から、北朝鮮は南北軍事境界線(MDL)一帯に障壁を積み上げていることを明らかにした。一部越北者をコロナ感染源と見なし、流入封鎖の措置をさらに強化しているようだ。ただし北朝鮮が本当に壁を積み上げているかは確認されていない。複数の専門家は「越境の障害物を強化したか、監視・警戒態勢をさらに強化するという意味のようだ」「北朝鮮ではコロナへの恐怖心が高いことを意味している」などの見方を示した。

  北朝鮮の朝鮮中央通信は29日「国境や分界連線(休戦ライン)地域などで封鎖障壁をしっかりと構築し、労働者や勤労者、住民は制定された行動秩序を自覚して守り、ささいな非正常的現象も即時掌握し、対策を取るようにしている」と報じた。朝鮮中央通信はさらに「(国境と休戦ライン全域で)深くて高い封鎖障壁を構築している」「自衛警備システムと群衆通報システムを強化している」などとも明らかにした。北朝鮮によるこれら一連の措置は、コロナに対する統制が行われる中において、韓国のGOP(前方の観測所)を通過して越北が起こった事件を意識した対応とみられる。これら一連の対応を見ると、北朝鮮は「韓国から越北者が出た場合、コロナ防疫が破られかねない」との懸念から、監視と警戒を封鎖のレベルにまで強化したことが分かる。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/11/30/2020113080007.html

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