尹錫悦検察総長、深夜に怒りのクリック…ネットで「職務停止効力中断」

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)検察総長は25日、秋美愛(チュ・ミエ)法務部長官の職務執行停止命令を受け、大検察庁に出勤しなかった。ソウル市瑞草区内の自宅に滞在し、弁護人の選任準備などを行い、同日午後10時半ごろ、インターネットによる訴訟の電子受付システムを通じ、ソウル行政裁に職務停止の執行停止を申し立てた。 ■「世界で最も住みやすい国」2020年版発表、韓国17位、中国100位、日本は?  激しい攻防が予想されるだけに、尹総長は弁護人の選任にも神経を使っているとされる。尹総長は検察出身の弁護士を中心に10人余りから支援したいとの申し出を受けたという。大型法律事務所所属の弁護士の中には、裁判に直接参加せず、支援業務を志願した人もいるという。尹総長は政治的な色彩が薄い判事出身の弁護士を検討しているとされる。検察関係者は「行政訴訟の経験が多く、関連する法理に明るい判事出身者を優先すると聞いている。場合によっては、検察出身の後輩弁護士が弁護団に合流することもあり得る」と話した。

  尹総長は弁護人の選任後、直ちにソウル行政裁に仮処分申請に当たる「執行停止申請」を行った。同時に「職務執行停止は違法だ」として取り消しを求める行政訴訟も起こす構えだ。行政訴訟は訴訟結果が出るまで長期間かかる可能性があるため、それまで「職務執行停止」の効力を停止し、総長職を遂行できるように求めるものだ。ソウル行政裁には11の合議体があるが、無作為に担当が決まる。通常は1-2週間で決定が下されるが、裁判所の裁量によってはその限りではない。

  一方、検察総長権限代行の趙南寛(チョ・ナムグァン)大検察庁次長は同日、大検察庁を訪れた野党・国民の力に所属する国会法制司法委員会の委員に対し、「尹総長の職務執行停止に関連し、一線検事のかなりの憤怒と憂慮は懸念される水準だ」と述べた。秋長官が懲戒請求理由として挙げた「裁判官への不法査察」疑惑については、「法務部長官が公に監察を指示したわけではないのに懲戒理由に挙げられた」と指摘した。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/11/26/2020112680007.html

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