新型コロナに感染した公務員は「問責」って言うからせきや発熱も隠す

 ソウル市内のある公共機関で働くAさん(30代)は23日、仕事を終えて帰宅してから自宅で寒気を感じたため、体温を測ったところ37.5度だった。喉の調子もおかしくせきも出るようになった。前日に道を歩いていた際、喫煙区域で別の喫煙者らと共に互いにマスクを下ろした状態で5分間たばこを吸ったことを思いだし、このことがずっと気になって仕方がなかった。しかし翌朝、Aさんは病院に行かず解熱剤だけを飲んで通常通り出勤した。上司にも体の具合について特に報告などはしなかった。理由はただ一つ。職場で「コロナに感染した職員は問責する」との方針が出されたからだ。Aさんの症状は25日には取りあえず治まった。しかしAさんがコロナだったのか風邪だったのか、あるいはAさんから感染した人がいたかどうかは誰にも分からない。Aさんは「患者は罪人のように見なされるのだから、具合が悪いことを周囲に言うのはばかげた行為だ」と不満げに語った。

  韓国政府が「コロナウイルスに感染した公務員や公共機関の職員に対しては問責する」との方針を公表したことで、官庁街にはコロナが疑われる症状が出ても「取りあえず隠そう」という雰囲気が広がっている。もし彼らの中で実際に感染者がいた場合、その人は「隠れた感染者」となり、コロナ感染拡大の起爆剤になりかねないとの懸念も指摘されている。 ■「新型コロナに対する不安」韓国が世界14カ国で1位、日本は?

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/11/30/2020113080030.html

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