検事総長の職務停止命令 きょう執行停止の是非判断=韓国行政裁
【ソウル聯合ニュース】韓国の秋美愛(チュ・ミエ)法務部長官が尹錫悦(ユン・ソギョル)検事総長に職務停止を命じたことに対し、尹氏が申し立てた命令の執行停止を巡る審理が30日、ソウル行政裁判所で開かれる。 裁判所の判断により、秋氏と尹氏のどちらかが致命的な打撃を受けることが予想され、双方とも総力を挙げて審理に臨むとみられる。 秋氏と尹氏は出席せず、双方の代理人が出席してそれぞれの主張を述べる。 今回の審理は、本訴訟に先立ち執行停止の是非を判断するものであり、尹氏の職務停止処分によって「回復が困難な損害」が発生したかどうかが主な争点になりそうだ。尹氏に対する監察とこれを根拠にした懲戒請求・職務停止処分の過程で手続きに問題があったかなどについても攻防が予想される。 法曹界では事案の緊急性と重大性を考慮し、裁判所が早ければきょう、遅くともあすには結論を下す可能性が高いとみている。 今回の裁判は、このところ続いてきた秋氏と尹氏の間の激しい対立に対する裁判所の最初の判断という点で注目を集めている。 裁判所が職務停止命令を無効とすれば尹氏は検察総長職に復帰し、世論においても優位に立つとみられる。一方、裁判所が執行停止の申し立てを棄却すれば、12月2日に開かれる法務部懲戒委員会で重い懲戒処分が決まる可能性が高くなる見通しだ。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/11/30/2020113080017.html
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