内部の抵抗を無視して事あるごとに排除…職務排除決裁担当者が外される

 秋美愛(チュ・ミエ)法務部長官が24日に尹錫悦(ユン・ソクヨル)検察総長(日本の検事総長に当たる)の職務執行停止・懲戒請求をする過程で、決裁ラインにいたシム・ウジョン法務部企画調整室長(検事長)が決裁から除外されていたことが27日、分かった。複数の法務部・検察関係者によると、シム・ウジョン室長は尹錫悦総長職務執行停止と懲戒請求に対して反対意見を示したが反映されておらず、こうした理由により決裁から外れたという。法務部の主要決定過程で中核幹部である企画調整室長の決裁が「空欄」で処理されるのは異例なことだ。シム・ウジョン室長は同日、本紙の取材連絡を受けなかった。 ■世界報道自由度ランキング韓国42位、米国45位、日本は?  法務部が尹錫悦総長に対する監察や職務執行停止などを推し進める過程で、主な法務部の幹部が排除されたのはこれが初めてではない。朴恩貞(パク・ウンジョン)法務部監察担当官は前日、尹錫悦総長に対する捜査依頼を上官のリュ・ヒョク監察官(検事長級)の決裁を受けずに専決で処理した。リュ・ヒョク監察官と監察官室所属検事たちは「捜査依頼は不適切だ」という意見を出したが、朴恩貞担当官が秋美愛長官の指示に従って専決処理したという。尹錫悦総長の職務執行停止決裁過程でも、法務部検察と所属検事は反対意見を提示したと伝えられた。

  17日午後、朴恩貞担当官が部下の検事2人を大検察庁に行かせ、「尹錫悦総長監察着手」を通知したことについても、直属の上司であるリュ・ヒョク監察官はもちろん、ほかの法務部の中核幹部も知らなかったという。この時、大検察庁が「予告もなしに監察官でもない平(ひら)の検事を行かせ、検察総長の対面調査をするというのか」と抗議すると、リュ・ヒョク監察官もシム・ウジョン室長も「検事2人が大検察庁を訪れたことを把握していなかった」と大検察庁側に話したとのことだ。リュ・ヒョク監察官は大検察庁から抗議の電話を受けて初めて関連内容を把握し、朴恩貞担当官を呼んできつくしっ責したという。

  法務部内で、朴恩貞担当官は秋美愛長官と最も頻繁に食事する人物として知られている。また、尹錫悦総長に関する件を担当する朴恩貞担当官と職員たちは、もともと監察官室がある建物(政府果川庁舎1棟)とは違う建物(5棟)で別に勤務しているとのことだ。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/11/28/2020112880017.html

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