「韓国のCPTPP参加、米国が復帰するまで待つ必要ない」

 通商分野における米国のベテラン外交官として知られるウェンディー・カトラー氏。韓米自由貿易協定(FTA)締結に向けた交渉では米国側の交渉代表を務め、オバマ政権が提唱した環太平洋パートナーシップ協定(TPP)を設計した。米国はトランプ大統領就任直後にTPPから脱退した。

  米国大統領選挙で当選したバイデン元副大統領への政権交代を前に、トランプ政権における対中圧力政策が今後も続くかに注目が集まっている。バイデン氏の外郭諮問役を務めるウェンディー・カトラー元米通商代表部副代表は24日(現地時間)に本紙のインタビューに応じ「中国による不公正貿易行為に米国や韓国など同盟国が強く連帯して対抗すべき時だ」との考えを示した。

  カトラー氏は先日発足した中国主導の地域包括的経済連携協定(RCEP)について「RCEPは過去数年間、アジアにおける米国の後退が生み出した中国浮上のシンボルだ」とした上で「トランプ政権は貿易戦争など過激なレトリックを前面に出したが、中国を包囲し公正なルールを発効させる実質的な成果は出せなかった。バイデン政権は同盟国と協力し、予測可能でありつつも強力な通商政策を進めていくだろう」と述べた。

  カトラー氏は「中国の立場が強くなっているにもかかわらず、不公正行為に対する疑いは今も根強い」と指摘する。中国がオーストラリアによるコロナ震源調査への報復として、オーストラリアからの輸入を一部制限したことや、韓国におけるTHAAD(在韓米軍の終末高高度防衛ミサイル)配備に中国が貿易面で報復したことなどを取り上げ「自由貿易の精神を脅かす行為に対しては、多国間による強い対応が必要な時期だ」と指摘した。 ■「アジア・パワー指数」1位は米国、韓国7位…中国は?

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/11/26/2020112680005.html

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