【萬物相】2020年、我々の時代で最悪の年

 「今年は年を取らない。何もしていないんだから」最近ソーシャルメディアでそういう内容の英語の漫画が出回っている。何もしていないどころか、生きていた気もしない。旅行どころか、映画館にも一度も行けず、1年を過ごした。それでも振り返るに、何事もなく過ぎたことを幸いに思わねばならないようだ。「戦争が起きなかっただけでも最悪の年ではない」というが、今年1年間のコロナ大流行は戦争に引けを取らない威力で我々の日常を破壊した。

  世界でコロナ患者が最も多く発生している米国の犠牲者規模は既に第2次世界大戦の米軍の戦死者29万1500人を超えた。クリスマスシーズンに入り、毎日3000人以上が命を落とすと、「毎日が9・11テロのようだ」という言葉が漏れた。戦争のような今の生活は忘れていた平凡な日常の価値を思い起こさせる。国内の人工知能(AI)ビッグデータ業者が日常で最も行きたい場所を尋ねたところ、驚くべきことに「学校」が1位だった。まだ幼い子どもたちですら「学校に行きたくない」とだだをこねたりしない。同じ業者はどこに旅行に行きたいかと尋ねた。海が1位だったのは理解できるが、海外や済州島を抑え、「ソウル」が2位に入った。地方でソウル見物をしたがっていた時代に逆戻りしたのだろうか。 ■2020年世界幸福度ランキングで韓国61位に低下…最も幸せな国は?

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/12/31/2020123180032.html

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