韓国20?30代のニート19万人、1年間で40%増えた

 首都圏の大学の航空サービス学科を卒業し、韓国の航空会社の子会社で働いていたPさん(29・京畿道始興市)は今年3月から新型コロナウイルス大流行の影響で休職に入った。最初の3カ月間は政府の支援金を受け取ったが、それ以降は支援金が切れ、カフェでアルバイトをするなどして生活費を稼いだ。しかし、景気低迷の長期化でアルバイトを9月末に解雇され、10月には会社から退職勧告を受けた。Pさんは現在、両親から小遣いをもらって生活している。Pさんは「コロナ拡大で正社員はもちろん、アルバイトの職までなくなり、就職をあきらめて休んでいる」と話した。

  4年制大学を出ても仕事をせず、就職活動もしない20-30代の青年が11月には19万人を超えた。1年前より40%以上増えた計算だ。コロナで企業の採用自体が減った上、青年の採用が多かった対面接客業種の不振が続き、仕事を探すことすら放棄した高学歴の「ニート」が増えた格好だ。

  韓国統計庁によると、11月の経済活動人口調査で「仕事に就いていない」と答えた235万人のうち48万6000人が大卒者だった。統計庁は満15歳以上の人をうち、就職準備や家事・育児などをせず、精神障害など特別な理由もなく仕事に就かない人を集計した。大卒ニートの数は20代が10万6000人、30代が8万7000人だった。社会生活を始めたばかりの20-30代の大卒者のうち19万3000人が何もしていないことになる。

  増加幅も大きかった。昨年11月には大卒青年のニートは13万7000人だったが、1年間で40.4%も増えた。1年前に7万人だった20代の大卒ニートは10万6000人で50%以上急増。6万人台だった30代のニートは8万人台に増えた。これとは別に、専門大学を卒業した後、11月時点で仕事に就いていない20-30代は14万6000人だった。 ■20代後半の失業者の割合、韓国が7年連続OECD1位

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/12/28/2020122880004.html

コメント

このブログの人気の投稿

MBNの業務停止効力中断

「19世紀式の自主にかまけた586世代、20?30代の登場が望まれる」

韓国政府の救援隊がラオスに出発 医療スタッフら20人