野球:NCが育てたテームズ、読売ジャイアンツへ

 韓国プロ野球(KBO)での活躍を足がかりに米大リーグ(MLB)に再進出したエリック・テームズ(34)が来年、日本でプレーすることになった。日本プロ野球(NPB)の読売ジャイアンツ(巨人)は30日、「エリック・テームズと契約することで合意した。背番号は44番になる」と明らかにした。契約期間・年俸は明らかにしなかったが、日本のメディア、スポーツ報知は「契約期間1年、年俸120万ドル(約1億2500万円)と推定される」と報じた。

  2008年に大リーグのトロント・ブルージェイズに入団したテームズは2014年に韓国プロ野球NCダイノスに入団して3年間プレー、通算打率3割4分9厘・124本塁打・382打点を上げた。特に2015年には47本塁打・40盗塁で韓国プロ野球史上初の「40-40クラブ」入りを果たし、最優秀選手(MVP)に選ばれた。

  2017年大リーグに復帰したテームズはミルウォーキー・ブルワーズで3シーズン、ワシントン・ナショナルズで1シーズンプレーし、フリーエージェント(FA)になった。大リーグ6シーズンの通算成績は打率2割4分1厘・96本塁打だ。大リーグでは打率が低かったが、長打率と選球眼の良さで優れた成績を残した。2019シーズンは打率2割4分7厘・25本塁打・OPS(出塁率+長打率)8割5分1厘を上げた。だが、2020シーズンにはOPSが6割1分7厘と振るわなかった。

  スポーツニッポンは「アジアの野球に慣れていることも魅力で、巨人を含めたアジアの複数球団が長年動向を注視してきた」と報道した。テームズは「伝統あるジャイアンツの一員になれて光栄。多くの名選手を輩出している球団のユニホームを着られることに誇りを感じる」とコメントした。

  巨人は昨年も今年も日本シリーズで福岡ソフトバンクホークスに4戦全敗した。特に、今年の日本シリーズでは4試合で合計4得点(26失点)と屈辱を味わった。巨人は30日、サンフランシスコ・ジャイアンツからFAになったオールスター出場経験のある内野手ジャスティン・スモーク(34)とも契約したと米ESPNなどが報じた。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/12/31/2020123180004.html

コメント

このブログの人気の投稿

MBNの業務停止効力中断

「19世紀式の自主にかまけた586世代、20?30代の登場が望まれる」

韓国政府の救援隊がラオスに出発 医療スタッフら20人