韓国最大手の出前アプリがXマスに大規模障害、注文急増のせいじゃなかった

 クリスマスイブにフード・デリバリー(配達)アプリ韓国最大手の「配達の民族」(配民=ペミン)のサービスに障害が発生した主な原因は、突然注文が急増したからではなく、配達員たちが使う専用アプリに問題があったためであることが分かった。

  業界関係者が27日に明らかにしたところによると、24日午後6時ごろ、配民の配達員たちが料理を配達する時に使用する配達専用アプリが作動しなくなったという。顧客が利用する注文アプリでは正常に注文が可能だったが、配達員アプリが作動しなくなったため、配達できなくなったということだ。

  配民の関係者は「配達員が使用するアプリは、配達を専業とする自営業者『配民ライダーズ』とアルバイト・一般人『配民コネクター』が一緒に使うが、これらの人々がクリスマスイブに多数アクセスし、サーバーに負荷がかかりすぎた」と説明した。配民ライダーズは約3000人、配民コネクターとして登録されている人数は約5万人だ。配民側は、普段の配民ライダーズ関連注文件数が占める割合(約3.5%)などを考慮してサーバーの割り当て容量を策定したが、配達員のアクセスが同時に集中したため、サーバーがダウンしたということだ。

  このような事態になったのは、繁忙期に配達員たちが別業者に流れるのを防ぐため、配達業者らが一時的に配達1件当たりの手数料を引き上げることが原因だ、と指摘されている。今年のクリスマスイブに、配民は午後6時以降、地域によっては配達1件当たり最大で1万5000ウォン(約1400円)を配達員手数料として策定した。これは普段の約4倍に当たる。これにより、配達員が午後6時直後に競い合うように配達注文を受けようとしてアプリへのアクセスが急増、サーバーがダウンしたという説明だ。配民のライバル業者である「coupang eats(クーパン・イーツ)」も今回のクリスマスイブに1件当たり最大3万ウォン(約2800円)をプロモーション費用として支給したとのことだ。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/12/28/2020122880002.html

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