東京五輪韓国代表選手ら、ワクチン優先接種へ

 国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は6カ月後に近づいた東京オリンピックについて、コロナ渦の影響で全世界で開催を疑問視する見方があるにもかかわらず「開催を強行する」との意志を明確に示している。バッハ会長は「プランB(オリンピックの再延期あるいは中断)はない」とした上で「オリンピックに関係する全ての人たちの理解と忍耐が必要だ」と述べた。だとすればIOCが構想する「プランA(オリンピック開催)」とはどういう内容か。

  まずオリンピックに出場する全世界1万人以上の選手たちの安全確保の観点からワクチン接種を促しており、韓国もこれに足並みをそろえている。大韓体育会(KSOC)と大韓障害人体育会(KPC)は27日、文化体育観光部(省に相当)第2次官主催で開催された2020東京オリンピック・パラリンピック準備団会議において、コロナ・ワクチン接種問題について意見を交換した。疾病管理庁の関係者も出席したこの会議で、オリンピックへの出場が決まっている選手たちと役員、国内のメディア関係者が予防接種審議委員会を経てワクチン接種が受けられるよう支援を行うことで意見が一致した。韓国選手団は2016年のリオデジャネイロ(ブラジル)・オリンピック出場の際には、黄熱病など現地の風土病対策としてワクチンの接種を受けた。オーストラリアやデンマーク、ハンガリー、イスラエルなど複数の国のNOC(オリンピック委員会)はオリンピック出場選手たちにコロナ・ワクチンを接種中、あるいは接種を行う予定だ。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/01/30/2021013080003.html

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