韓国の研究チーム、磁力でマウスの脳を遠隔操作

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　韓国の研究グループが磁場によりマウスの脳の運動神経を遠隔操作し、動かしたい方向にマウスを動かすことに成功した。

  基礎科学研究院（IBS）は「ナノ医学研究団のチョン・ジヌ団長が磁場を利用して運動神経を遠隔操作する『ナノ遺伝学』技術を開発した」と29日、明らかにした。この研究成果は同日、国際学術誌「ネイチャー・マテリアルズ（Nature Materials）」に掲載された。

  同研究チームは、直径0.0005ミリメートル（㎜）の「ナノコンパス（ナノ羅針盤）」を作り、脳の特定の運動神経細胞部位に挿入した。外部の機械で磁場を発生させると、脳の中のナノコンパスが作動して細胞に影響を与える。身体の運動機能を決定する運動神経細胞内の各物質の濃度をナノコンパスが調節する方式だ。

  右脳の運動神経部位を操縦されたネズミは左足の運動神経が普段より活性化され、左方向に動いた。反対に左脳を操縦すると右方向に動いた。

  チョン・ジヌ団長は「生きて動いている動物の運動機能を制御できることを示した実験だ」「パーキンソン病のように運動神経がまひする脳疾患の治療用装置を作るのに応用できる」と明らかにした。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/01/29/2021012980004.html

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