【コラム】韓半島への関心が冷めた米国

 1月19日(現地時間)、米国連邦議会上院では国務長官・国防長官候補の認証聴聞会が相次いで開かれた。ジョー・バイデン米国大統領の就任を翌日に控えて開かれた聴聞会で、今後の米国の外交・安全保障政策の責任を負う人々が「北朝鮮」についてどんな話をするのか-というのが韓国記者らの主な関心事だった。トニー・ブリンケン国務長官候補は「北朝鮮に対する全般的アプローチ法と政策をレビュー(review、再検討)しようと思う」と語り、韓国メディアのヘッドラインはこの言葉で埋まった。

  ところが実際には、その日の聴聞会の核心は「言及されたこと」にではなく「言及されなかったこと」にあった。4時間余りにわたる国務長官認証聴聞会で、上院議員20人とブリンケン氏が「北朝鮮」という単語を口にしたのは9回、「韓国」に言及したのは1回きりだった。知韓派のエドワード・マーキー上院議員が北朝鮮関連の二つの質問を行わなかったら、韓半島問題に対するきちんとした質疑応答はそもそも行われないところだった。4年前のトランプ政権の初代国務長官認証聴聞会で「北朝鮮」に30回、「韓国」に11回言及していたのとはまるで違う。

  国防長官の認証聴聞会はさらにひどかった。上院議員24人、ロイド・オースティン国防長官、証人として登場したレオン・パネッタ元国防長官まで、計26人が3時間半の間に「北朝鮮」という単語に言及したのは2回、「韓国」はたったの1回だった。書面で提出される深化政策質疑には、韓半島関連の項目が別途あったが、聴聞会の現場で韓半島は全く関心の対象ではなかった。4年前は「北朝鮮」に12回、「韓国」「韓国人」に3回言及していた。 ■米国に対する好感度が高い国1位は韓国、日本は?

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/01/29/2021012980087.html

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