「Kポップスクール」、韓国で開設できず…結局米国に設立

 昨年9月、韓国の大手芸能プロダクションのSMエンターテインメントと大手入試対策企業の鍾路学院ハヌル教育は、グローバルKポップ教育機関「SMインスティテュート(SM Institute)」をソウルに設立すると公式発表した。するとこのニュースが伝えられるや、世界から「どうすれば入れるのか」という問い合わせのメールが1000通以上も殺到した。英語・中国語・日本語はもちろんヒンズー語・ベトナム語・ポルトガル語などで書かれていて、関係者は夜を徹してグーグル翻訳まで使わなければならなかったという。相当数は「このインスティテュートをわれわれの国にも誘致したい」という事業提案だった。SMの担当者は「ただ計画を進めただけなのに、非常に大きな関心が集まってびっくりした」と語った。世界の韓流ファンの数が昨年初めて1億人を超えた状況で伝えられた朗報だった。

  ところが実は、ここには「言えない事情」が隠れている。SMエンターテインメントと鍾路学院は2016年から、正式な学校スタイルの「Kポップスクール」を推進していた。4年以上も骨を折ったが、学校設立や教育課程の運営に各種の制限を設けている韓国の法規制が原因で思うように進まず、「学習塾」に当たるインスティテュートに方向を転換したのだ。代わりにSMは、Kポップなどを教えるオンライン高校に当たる「デジタルスクール」(仮称)を米国カリフォルニア州に設立し、1月中に学校設立の許可が降りれば開校する方針だ。KポップをPRして広める前進基地が、規制のせいで韓国ではなく米国でまず披露されるというわけ。 ■「五重苦」にぶつかった韓流前進基地  「Kポップスクール」は、「スマートなアイドルスター」を早くから育てたいという趣旨で推進された。10代の外国人・韓国人およそ200人を選び、韓国語や英語・数学・社会・科学など正規の教科をオンラインで教え、教室ではボーカルトレーナー、振付師、作曲家などが歌やダンス、作曲を教えるというのが中心的なカリキュラムだ。青少年らがアイドル活動のために学業を中途で放棄することを防ぎ、体系的な外国語・芸術教育を通してグローバル市場で活躍できるスターにするために構想した。 ■外国人に聞く、韓国と聞いて思い浮かべる人物2位は防弾少年団、文在寅大統領は?

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/01/29/2021012980078.html

コメント

このブログの人気の投稿

MBNの業務停止効力中断

「19世紀式の自主にかまけた586世代、20?30代の登場が望まれる」

韓国政府の救援隊がラオスに出発 医療スタッフら20人