「1泊2万ウォン」…コロナ渦でホテル暮らしのサラリーマンが増加

 サラリーマンのチョさん(31)は2月27日からソウル市中区のTホテルに引っ越すことにしている。職場のオフィスまで歩いて10分ほどの三つ星ホテルだ。1カ月の宿泊料金は66万ウォン(約6万3000円)、1日当たりだと2万ウォン(約1900円)ほどだ。京畿道城南市盆唐の自宅からソウル都心までの通勤は往復で2時間かかるが、ホテル暮らしだとこの時間を節約でき、またホテルのフィットネス施設も無料で使える。チョさんによると、ホテルの部屋で料理はできないが、地下の休憩室にある電子レンジで食事を温めるか、外の飲食店に注文すれば配達もしてくれるという。洗濯はホテル内のコインランドリーを使うつもりで、掃除は毎週1回ずつしてくれるそうだ。チョさんは「最近は部屋を借りるのが本当に大変だ。1カ月単位の短期で部屋を使えるホテルでの長期宿泊だと保証金も管理費もいらないし、宿泊費もさほど負担にならないレベルなので、ぜひやってみたい」と語った。

  コロナ渦が1年以上続いている影響で、ソウル都心のホテルでは1カ月以上宿泊する「ホテル暮らし族」が増加している。コロナ渦によって外国人観光客が急減し、空室に苦しんでいた明洞や弘大、江南地域のホテルやホステルが低価格で長期の宿泊の可能な価格帯を設定したことがきっかけになった。在宅勤務に疲れを感じていた20-30代のサラリーマンたちは「この機会に一度ホテル暮らしをしてみよう」と考え荷物をまとめている。 ■コロナ禍の世界で安全な国3位に韓国、1位は?

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/02/26/2021022680119.html

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