韓国213カ所の高齢者施設できょうからワクチン接種開始

 韓国でもコロナワクチンの接種が26日午前9時から始まる。  コロナ予防接種対応推進団は25日「26日には療養病院(ナーシングホーム)や療養施設などに限定して65歳未満の入所者と従事者を対象に、また27日からは直接コロナ患者の治療に当たる医療従事者へのワクチン接種が始まる」と明らかにした。 ■「新型コロナ対応、政府はよくやっている」デンマーク1位、韓国6位…日本は?  最初の接種に使用されるワクチンはSKバイオサイエンス安東工場で製造されたアストラゼネカ製で、初日となる26日には全国213カ所の施設入所者と従事者5266人が接種を受ける。また前日の25日にワクチンが配送された292カ所の療養病院でも、病院独自の接種計画に基づきワクチンを受け取った初日から5日以内に接種が始まる。接種2日目にはコロナ患者の治療に当たる医療関係者5万4498人を対象に、ワクチンの公平な分配を目指す国際的な枠組み「COVAX(コバックス)ファシリティー」を通じて送られたファイザー製のワクチン接種が始まる。

  関心が集まる「韓国国内の接種第1号」は特に指定されない。これについて疾病管理庁は「最初にコロナワクチンが接種される特定の一人を『1号接種者』とするよりも、接種が始まる初日に意味を持たせて準備を行ってきた」「26日午前9時から全国同時に(接種が)始まる療養病院、療養施設における65歳未満の入院者、入所者、さらに従事者の方々全員が第1号接種者になる」と説明した。全国最初の接種者を巡っては「大統領が接種を受けるべきだ」などの声が上がり政治的な問題となったため、第1号接種者に大きな意味は付与されないとの見方が出ている。これに伴い各地方自治体において地域ごとの第1号接種者を選んで接種が公開される。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/02/26/2021022680013.html

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