403日待ち、今やっと希望が

 26日、全国の保健所や療養病院で初めて新型コロナワクチンの接種が開始された。新型コロナの国内感染者が初めて出てから403日後、全世界の国の中で104番目にワクチン接種を開始したものだ。欧米などよりも約2カ月遅いが、新型コロナに対する反撃が韓国でも始まった。

  保健当局によると、同日午前9時ごろから、全国の保健所で65歳未満の療養病院・療養院の入所者・従事者を対象に、アストラゼネカ社製ワクチンの接種が開始されたとのことだ。また、全国292のワクチン保管施設がある療養病院でも、独自の接種計画を立てて、同日から接種に入った。初日のワクチン接種者数は午後6時の時点で1万6813人と暫定集計された。仁川市・浦項市などでは接種後にめまいなどを訴えて病院に搬送された事例もあったが、全体的な接種過程は順調だった。

  国内初のワクチン接種者は、ソウル市蘆原区保健所から出た。接種公式開始時刻の午前9時より15分早い午前8時45分、上渓療養院のイ・ギョンスン療養保護士(61)が左腕にワクチン接種を受けた。イ・ギョンスン療養保護士は「この1年間、新型コロナのせいで不安だったが、(ワクチンを)接種して安心した」と語った。

  政府は全国民の70%にワクチンを接種し、今年11月に集団免疫を獲得する計画だ。高麗大学九老病院感染内科のキム・ウジュ教授は「万一、ワクチンの事故でも起これば、不信感が広がるため、接種は安全に行われなければならない。既存のワクチンの効果が落ちる変異ウイルス対策も講じなければならない」と語った。

  全国各地で各地域の第1号接種が次々と出た。「光州広域市第1号」となった光州報勲療養院のコ・スク(57)院長は接種後、「ワクチン接種とご一緒する方々の1人1人が私たちの唯一の希望」と書かれた植木鉢の花をプレゼントされた。コ・スク院長に続き、同療養院で8年間暮らしているチョン・ジンドク(57)さんは車いすに乗ってワクチンを接種してもらい、「新コロナでほぼ1年間会えていない家族と会いたい」と語った。 ■コロナ禍の世界で安全な国3位に韓国、1位は?

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/02/27/2021022780012.html

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