【コラム】韓国の国別ランキングにゼロをもう一つ加えた人たち

 韓国は世界でも10位圏ほどの経済大国と考えながら生活してきたが、この10という数字にゼロがもう一つ付いた。英国オックスフォード大学の統計サイト「アワー・ワールド・イン・データ」によると、22日の時点ですでに101の国で新型コロナのワクチン接種が始まっており、韓国国民は世界で102番目以降にワクチンの接種を受けるということだ。世界でおよそ2億2000万人が接種した後になって初めてワクチンの実物を目にしたのだ。

  韓国においても26日からワクチン接種が始まるので、これは意味のある転換点にはなるだろう。しかしそれでもあまりに遅かった。昨年12月8日に世界で最初にワクチン接種が始まった英国に比べるとほぼ3カ月、また12月の中旬から下旬に接種が始まった主要国と比べてもおよそ2カ月遅れた。世界保健機関(WHO)は「ここ1週間の間に全世界の感染者が11%減少するなど、6週連続で減少傾向が続いている」と発表した。韓国もワクチンさえ確保できれば、元々国民はワクチンに対する拒否感が小さく医療システムも整っているため、速いペースで接種を進めることができるだろう。

  世界の主要国がワクチン契約を開始した時期は昨年7-8月ごろだった。ファイザーやモデルナなどが第1相の段階で「ワクチン接種後、ウイルスを無力化する中和抗体の形成がコロナ回復期の患者よりも2-3倍多い」と発表した直後だ。その時点では第1相の結果だったためリスクは大きかったが、それでも主要国はこれらのデータに基づいて契約に乗り出したのだ。またワクチン開発を進める複数の医薬品メーカーと契約することで、失敗する可能性にも備えていた。 ■コロナ時代に住みやすい国1位はNZ、韓国4位、TOP10は?

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/02/27/2021022780020.html

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