北朝鮮 ミサイル発射巡る安保理会合に「相応の対応」と反発
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮外務省のチョ・チョルス国際機構局長は29日、朝鮮中央通信を通じて発表した談話で、北朝鮮のミサイル発射を受けて国連安全保障理事会が緊急会合を開くことに「二重基準」だと反発し、対応措置を取ると警告した。 談話は「主権国家の自主権に対する侵害で、強く糾弾する」として、「われわれの自衛権を侵害しようと試みれば、必ず相応の対応措置を誘発する」と警告。「国連安保理の一部の理事国が自主的な国の主権を侵害し、発展を阻害するための不純な目的実現に国連を利用していることを決して看過しない」とし、「国連安保理が二重基準にしがみ続けるなら朝鮮半島で情勢緩和ではなく激化を、対話ではなく対決だけをあおることになる」と強調した。 安保理はこれまで韓米合同軍事演習や米国のシリア侵攻、フランスなど各国の飛翔(ひしょう)体発射について口を閉じたが、北朝鮮のミサイル発射だけを問題視することは「主権国家に対する無視であり、明白な二重基準」と指摘した。その上で、「国連安保理の本来の使命に合わせ、世界の平和と安全保障に貢献するためには公正性と客観性、公平性の原則から徹底的に守らなければならない」と主張した。 英国やフランスなど国連安保理の欧州5カ国は25日に実施された北朝鮮のミサイル発射問題を議論するため、30日に非公開の会合を開くよう要請した。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/03/29/2021032980016.html
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