【社説】折に触れて北にひれ伏せば金正恩が会ってくれて選挙に勝てるのか

 北朝鮮によるミサイル発射は以前から予想されていた。米国でバイデン大統領が就任したため、今後北朝鮮はトランプ前政権当時のように米国を料理できなくなったからだ。米国が正常な外交政策に復帰すれば、北朝鮮は挑発によって緊張を高める以外にない。低いレベルの挑発から始まり、米国の反応を見極めながら徐々にそのレベルを高めていくだろう。

  この予想された挑発シナリオに一喜一憂する必要はない。しかし韓国政府と韓国軍はやるべきことはしっかりとやらねばならない。そのまず最初として現実をありのままに発表しなければならない。軍事機密のことを言っているのではない。韓国政府と韓国軍は「北朝鮮は弾道ミサイルを発射し国連決議に違反した」という事実をしっかり認識していることを明確に伝えねばならない。これが今後の対策のスタートになる。

  ところが韓国政府と韓国軍は「弾道ミサイル」と「国連決議違反」であることを明らかにせず時間を引き延ばした。分からなかったのではなく、知りながらもあえて発表を先送りしたのだ。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長に「われわれは米国や日本とは違って北朝鮮の側にいる」と、このようなやり方で伝えようとしているわけだ。このように北朝鮮が何をやっても擁護し、やれと言われるままにやるその理由はただ一つ。それは今年の東京オリンピックと来年の北京冬季オリンピックの2回のチャンスに文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金正恩氏、あるいはバイデン大統領と金正恩氏の会談を実現させたいということだ。これによって来年の大統領選挙に向けた流れをつかみたいと考えているのだろう。 ■自国で報道されたニュースを信頼できますか? 韓国は最下位、日本は…

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/03/26/2021032680074.html

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