韓国企業の体感景気、過去10年で最高

 輸出好調と消費心理の回復で4月の韓国企業による体感景気が9年10カ月ぶりに最も良好な水準となった。韓国銀行は29日、4月の企業景況感指数(BSI)を88と発表した。3カ月連続の上昇で、2011年6月(88)以来で最も高かった。今年第1四半期(1-3月)の経済成長率が1.6%(前期比)となり、市場予想を大きく上回ったことなどが影響を与えたとみられる。

  BSIは企業が現在の経営状況と将来見通しをどうとらえているかを示す数値だ。基準値の100を上回れば業況が楽観する企業が悲観する企業よりも多いことを示し、100を下回ればその逆を示す。

  業種別では製造業が前月に比べ7ポイント上昇し、非製造業(5ポイント上昇)よりも業況が良好だったことが分かった。韓銀のキム・デジン企業統計チーム長によると、製造業は電子・映像・通信設備(7ポイント上昇)、化学物質・製品(13ポイント上昇)などを中心に指数が上昇したという。

  企業の規模別では大企業が8ポイント上昇の107、中小企業が5ポイント上昇の83となり、温度差が見られた。輸出企業は12ポイント上昇の109で、内需企業は3ポイント上昇の88にとどまった。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/04/30/2021043080009.html

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