「18年来の友人キム・セヒの小説に描かれた私の人生…了解なしに暴露された」

 「小説家キム・セヒ氏(34)の作品に私的な会話や私生活がそのまま載せられ、『アウティング(性的少数者の性同一性が他人によって暴露されること)』の被害に遭った」と主張する人物が、こうした行為を問題提起した。

  「私は小説家キム・セヒ氏の長編小説『港の愛』(民音社)のイニであると同時にHであり、短編小説『答えを聞きたい』(文学トンネ)に登場するビョルでもある」と明らかにしたB氏は23日、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「ツイッター」で、「(キム・セヒ氏が)外見上の特徴やエピソードを同意なしにそのまま使用した」と主張した。そして、「これにより、周囲の人々から性同一性に関するプライベートな質問をされるなど、望まないカミングアウトをしたほか、家族も苦痛を受けた」として、キム・セヒ氏と出版社に公開謝罪を要求した。問題になった2作品は、女性の同性愛的関係を描いたもので、2019年に発表された。キム・セヒ氏と18年間にわたる友人だったB氏は2019年に無断引用を発見、昨年末から是正を要請してきたとのことだ。キム・セヒ氏は2015年にデビュー、20-30代の恋愛、就職、結婚生活を描いた作品を発表し、2018年に文学トンネの「若い作家」賞、2019年に「シン・ドンヨプ文学賞」を受賞した。 ■2020年世界幸福度ランキングで韓国61位…最も幸せな国は?

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/04/27/2021042780082.html

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