脱北者団体の対北朝鮮ビラ散布 「改正法の趣旨に沿い対処」=韓国当局

【ソウル聯合ニュース】韓国の脱北者団体「自由北韓運動連合」が北朝鮮に向けて体制批判のビラを散布したと発表したことを受け、韓国統一部のチャ・ドクチョル副報道官は30日の定例会見で、「改正南北関係発展法は境界地域の住民の生命と安全のための法だ。統一部は法の趣旨にのっとり、対処していく」と述べた。  チャ氏は、警察や軍など関係機関が事実関係の確認にあたっているようだとしながら、統一部もこれに協力すると強調した。  自由北韓運動連合によると、同団体は25日から29日までの間に2回に分け、計50万枚のビラと小冊子500冊、1ドル札5000枚を北朝鮮に向けて散布した。南北を隔てる非武装地帯(DMZ)に近い韓国北部の京畿道と江原道から、10個の大型風船で飛ばしたという。同団体の朴相学(パク・サンハク)代表は23日、ビラ散布の計画があると明らかにしていた。  改正法は、南北軍事境界線一帯でのビラ散布行為などに対し3年以下の懲役または3000万ウォン(約290万円)以下の罰金を科すことを盛り込んでいる。先月30日に施行された。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/04/30/2021043080099.html

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