「クアッド同盟」インドを支援するため…米大統領・副大統領・国防長官も動いた

 米国政府は25日(現地時間)、連日30万人以上のコロナ感染者が発生しているインドに対し、ワクチン原料の輸出制限を解除し、治療薬や酸素呼吸器、個人用防護具(PPE)などの支援を行うことを明らかにした。大統領、副大統領、ホワイトハウス、国防総省が直接乗り出し、大々的な支援を行う考えを表明したのだ。米国はわずか3日前までインドへの支援には消極的だったが、ワクチンを豊富に確保している米国に対するインド国内の世論が悪化し、中国がこれにつけいる動きを示したため、米国は一気に態度を変えた。中国をけん制するため米国、日本、オーストラリア、インドの4カ国によって構築した枠組み「クアッド」を動揺させないように、インドを同盟の枠の中に確実にとどめることが狙いとみられる。

  米国のバイデン大統領はこの日ツイッターに「パンデミックの初期に米国の病院が非常に苦しんでいたとき、インドが米国を支援したように、米国もインドが必要とするときに必ず支援を行うだろう」と書き込んだ。母親がインド出身のハリス副大統領もツイッターを通じ「援助を送ることだけでなく、勇敢な医療関係者などインド人のために祈りをささげる」との考えを示した。

  米ホワイトハウスのサリバン国家安全保障補佐官はこの日、インドのドバル国家安全保障補佐官との電話協議を通じて大々的な支援を約束した。米国家安全保障会議(NSC)のホーン報道官は「直ちにインドが使用できるよう、インドでのコビシールド(アストラゼネカ)ワクチン製造のため緊急に必要な原料の供給源を確保した」「備蓄した治療薬、診断検査キット、酸素呼吸器、個人用防護具も確認した」と明らかにした。コロナ対策に必要な物資の輸出制限を緩和し、インドに必要な物品を送るということだ。英国の日刊紙ガーディアンは「米国はこれまでの輸出制限を取りやめた」と報じた。 ■「アジア・パワー指数」1位は米国、韓国7位…日本は?

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/04/27/2021042780071.html

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