韓国脱北者団体が北朝鮮へのビラ散布強行 「禁止法」施行後で初
【ソウル聯合ニュース】韓国の脱北者団体「自由北韓運動連合」は30日、南北軍事境界線を挟む非武装地帯(DMZ)に近い京畿道と江原道の一帯で、25~29日の間に北朝鮮へ向けてビラを飛ばしたと発表した。北朝鮮に向けた体制批判のビラ散布を禁じる改正南北関係発展法が先月末に施行されて以降、ビラを飛ばしたことを発表した団体は初めて。 同団体は2回に分け、ビラ50万枚と小冊子500冊、1ドル札5000枚をくくりつけた大型風船10個を北朝鮮へ向けて飛ばした。 団体側は、韓国政府が北朝鮮の反発を招くビラ散布を禁じ、違反した場合に3年以下の懲役などを科す改正南北関係発展法を施行したことに対し、「人類最悪の世襲独裁者、金正恩(キム・ジョンウン)の味方になり、北の人民の自由と解放を目指して闘争する脱北者を厳しく弾圧している」と批判。「3年ではなく30年の懲役刑、たとえ絞首台に立つことになろうとも、ぼろをまとい、ひもじい思いをしている北の2000万の同胞に事実と真実を伝えていく」と強調した。 今回のビラ散布は、米人権団体「北朝鮮自由連合」のスザンヌ・ショルティ代表が後援した。 自由北韓運動連合の朴相学(パク・サンハク)代表は先ごろ、今月25日から来月1日の間に北朝鮮に向けてビラを散布する計画を明らかにしていた。日時や場所は風向きを考慮して決めるとして公表しなかった。 韓国統一部はこれに対し、改正南北関係発展法は南北軍事境界線の近くで暮らす国民の安全を守るための法律であり、違反があれば法の趣旨にのっとり対処していくと表明していた。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/04/30/2021043080098.html
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