江原道知事、「チャイナタウン」白紙撤回に「コロナの生きにくさで反中・嫌悪感情が拡大」

 江原道の崔文洵(チェ・ムンスン)知事は27日、江原道洪川郡で推進していた「韓中文化タウン(チャイナタウン)」建設が白紙撤回されたことに関連し「新型コロナウイルスなどの影響で生きにくくなり、嫌悪や怒りの感情が広がっている」として「それが反中・反日、フェミニズム、さらには男性嫌悪、江原道に対する攻撃など、さまざまな形で現れている」と述べた。

  崔知事はこの日、江原道庁の記者室で行われた就任10周年の記者会見で、チャイナタウンなど江原道の中国関連事業の方向性について問われ「反中感情もあるし、反日感情も非常に深刻だ」とした上で、上記のように述べた。さらに「一部から逆風を浴びているが、大きな流れでは文化交流を通じた人と人との交流を増やし、嫌悪感情を鎮めるのがいいだろう」として「国民感情に反しないよう、嫌悪が噴出しないよう努力したい」と話した。

  江原道洪川郡に建設する予定だった韓中文化タウンは最近「チャイナタウン論争」に巻き込まれていた。青瓦台(韓国大統領府)ホームページの請願サイトに投稿された「江原道のチャイナタウン建設を撤回せよ」という国民請願には、およそ1か月で66万人以上が同意した。世論が悪化すると、施工会社のコーロングローバル側は26日午後、江原道庁を訪れ、事業を全面的に見直す意向を伝えた。これに伴い事業は事実上、白紙撤回された。

  コーロン側は「これ以上『韓中文化タウン』事業を進めるのは不可能だと認識している」とコメントした。このため、コーロングローバルと、中国紙・人民日報の電子版「人民網」、大韓武術協会などが出資した特殊目的法人(SPC)も協議を通じて清算などの手続きを踏む見通しだ。 ■韓国が信頼できる国1位は米国、警戒すべき国は?

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/04/27/2021042780219.html

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