日本「従軍慰安婦は誤解招く」と閣議決定 韓国は遺憾表明
【ソウル聯合ニュース】日本政府が「従軍慰安婦」という用語を使うのは誤解を招く恐れがあるとして、単に「慰安婦」という用語を用いることが適切だとする答弁書を閣議決定したことに関し、韓国外交部の崔泳杉(チェ・ヨンサム)報道官は29日の定例会見で、遺憾の意を表明するとともに旧日本軍による慰安婦の動員、募集、移送の強制性は否定できない歴史的事実と指摘した。 また「被害者の生々しい証言こそ、日本軍による慰安婦動員の強制性を立証するどの文書よりも強力で明白な証拠」とし、「これについてはすでに日本も自ら認めたことがあり、国際社会もやはり明確に判定を下した事案」と強調した。 さらに「日本政府がこれまでに自ら明らかにしてきた歴史認識をぶれることなく維持し、これを覆そうとする試みや逆行する言動をひかえ、歴史問題の解決に対する誠意を示す必要がある」と促した。 韓国では「従軍慰安婦」という表現はあまり使われておらず、旧日本軍の責任を明確にするという立場から主に「日本軍慰安婦」という用語を用いている。 崔氏は「わが政府はこの問題が世界で例のない、武力紛争下における女性の人権蹂躪(じゅうりん)であり、普遍的な人権侵害の問題と認識している」と強調した。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/04/29/2021042980188.html
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